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STUDY KYOTO MAGAZINE

京都国際マンガミュージアム探訪! ~マンガ研究を支える「研究閲覧室」とは?!~

京都国際マンガミュージアム探訪! ~マンガ研究を支える「研究閲覧室」とは?!~

こんにちは、Study Kyoto PRチームメンバーの王です。
最近、日本の「マンガ」や「アニメ」が世界中で人気ですが、みなさんは、京都には日本で初めて作られた「マンガ」の総合ミュージアムがあるのを知っていますか?
7月16日に、PRチームメンバーと、その京都国際マンガミュージアムに取材に行ってきましたので、その様子をお届けしたいと思います。
それでは行ってみましょう!

京都国際マンガミュージアムとは?

京都国際マンガミュージアムは、総合的にマンガを扱う施設として日本で初めてつくられた文化施設で、京都市と京都精華大学の共同事業として、2006年にオープンしました。京都精華大学は、日本で初めてマンガを学べる「マンガ学部」を作った大学として有名ですね。

マンガミュージアムの場所は、京都市で南北に伸びる烏丸通(からすまどおり)と東西に伸びる御池通(おいけどおり)の交差点から、少し北に行ったところにあります。

このミュージアムの建物は、1995年に他校と統合になり使われなくなった京都市立龍池(たついけ)小学校の校舎を活用されています。昭和初期(1925年~1940年ごろ)に建てられた建物だそうで、板張りの床やタイル敷きの階段など、館内の色々なところに小学校だったころの名残が見られて、建物としても趣き深いものがあります。

京都市立龍池小学校は、明治2年(1869年)に京都市内に創設された64校の「番組(ばんぐみ)小学校」の1つ。番組小学校とは、京都の町の人たちがお金を出し合って作った小学校で、日本で学校制度ができる前につくられた、日本で最初の小学校だそうです。

と、ここまで書いただけで「日本で最初の〇〇」が3つも出てきました。京都は古い町だけど、新しい物好き、というのは、本当かも…。

(龍池小学校の校長室だった部屋)

このミュージアムには、マンガを読んで楽しむ図書館機能、マンガを色々な角度から研究し作品展示を行う博物館機能、研究支援やマンガに関連する資料収集を行う研究拠点機能があります。館内では、マンガを読むスペースの他、常設展示、企画展示、龍池小学校の歴史について紹介する歴史記念室、ミュージアムショップ、カフェなど、色々な楽しみ方ができるので、時間がある時にゆっくり来たい場所だな、と思いました。

ミュージアムの顔としては、1階から3階にある総延長200メートルの書架に5万冊のマンガ本が並ぶ「マンガの壁」があります。また、元小学校の校庭は現在、広い芝生の庭に変わり、そこに「マンガの壁」のマンガを持ち出して読むことも可能です。特に、春や秋のいいお天気の日には、庭はマンガを楽しむ人でいっぱいになるそうですよ~。

マンガミュージアム館内ツアー

今回の取材では、マンガミュージアム広報の中村浩子さん、司書の渡邉朝子さんと大谷景子さんに館内をご案内いただきながら、色々なお話をうかがいました。実は普段、一般のお客さんは入れない場所にも、ちょっと潜入させてもらったりしましたよ~!

(マンガ万博コーナー)

スタート地点は、入場してすぐの1階エントランス。「マンガ万博」と呼ばれるこのスペースには、外国語に翻訳された日本のマンガや、海外のマンガが並んでいます。 これらも自由に読めるので外国語の勉強にもいいかもしれませんね。

「マンガ万博」を過ぎると、似顔絵を描いてもらえる「ニガオエコーナー」や、マンガ家さんが実際にマンガを描いているところを見ることができる「マンガ工房」があります。(両方、土日祝日開催)マンガ工房では、自分の描いたマンガを持って行って、マンガ家さんにアドバイスをもらうこともできるので、将来マンガ家になりたい人にとってもおススメ!私自身は、マンガ家さんがマンガを描いているところを見るのは初めてで、とても興味深かったです。

(マンガ家さんがいるマンガ工房)

「吹き抜け」エリアに来ると、何やら上に、巨大な物体が…。鳥…ですか?この正体は、2階で判明します!

(吹き抜けエリア)

「吹き抜け」エリアを過ぎると、そこは「こども図書館」。絵本が3000冊ほどあるそうです。しずくのペンダントライトがおしゃれ~。

(こども図書館)

1階を奥まで歩いてきましたが、壁にはずーっとマンガの本棚が続いています。これが「マンガの壁」ですね!

1階から3階まで続くこの本棚にあるマンガは、1階=少年向け、2階=少女向け、3階=青年向けに分かれていて、それぞれの階で、作者の名前の「あいうえお」順に並んでいるそうです。また、メインギャラリーの「マンガの殿堂」では、人気のあったマンガが年代別にも分かれているので、探しやすいです。1階はマンガが多い図書館のようになっています。このミュージアムで保存されているマンガ資料は、江戸期の戯画浮世絵から明治・大正・昭和初期の雑誌もあり、戦後から現在の人気作品まで合わせると約30万点だそうです。

2階に上がると、龍池歴史記念室、館長室と続き、ミュージアムに展示やイベントなどで来館されたマンガ家さんたちの石膏(せっこう)手型が展示されている部屋にたどり着きました。日本のマンガ家さんだけでなく、フランスなど外国の作家さんたちの手型もありました!その中になんと、宮崎駿さんの手型も!!!みなさんがミュージアムに来たら、ぜひチェックしてほしいと思います。

(石膏手型の展示室)

ちなみに、マンガミュージアムの入口手前にあるミュージアムカフェには、マンガ家さんのサインやイラストがいっぱい描かれている壁があるので、こちらも必見です!

(前田珈琲マンガミュージアム店)

2階をさらに進むと、メインギャラリーがあります。この大きな部屋は、ぐるっと部屋の周囲にある本棚と、部屋の中央にある常設展示「“マンガ”って何?」の2つでできています。

「“マンガ”って何?」の展示には、日本のマンガについて、色々な視点から説明しているパネルが8つあり、ちょっとした勉強スポットです。あまり深く考えたことがなかった「マンガ」について、裏側や、文化の関係なども含めて、色々知ることができる場所だと思います。

また、メインギャラリーの本棚にあるマンガは、年代別に分けられていて、各年代で人気のマンガが集められているそうです。自分が生まれたとき、小学校の時、どんなマンガが日本ではやっていたのかな、みたいな疑問は、ここに来たら答えがわかりますね!

(メインギャラリー)

そして、メインギャラリーを出たら、1階で下から見たあのオブジェがありました!

これは、日本の仏像彫刻の技術「寄木造り(よせぎづくり)」で作られた、手塚治虫さんのマンガにでてくる「火の鳥」のオブジェでした。ものすごく大きいので、見逃すことはないと思いますが、ミュージアムに来たら、ぜひ2階に上がって、間近で見てみてください!写真撮影スポットとしてもおすすめです。

(巨大な火の鳥)

2階には他にもギャラリーがあり、マンガに関する展示が色々企画されているそうです。

私たちが訪問した時は、マンガ家の谷口ジローさんの作品がたくさん紹介されている展示が開催されていました。(「描くひと 谷口ジロー展」2022年6月2日~8月29日)この展示を担当されたひとりの大谷さんが、この展示の構成や見どころなどをご説明くださいました。細かな筆致が描かれている原稿などをじっくり見る私たち…。

谷口さんの作品は読んだことがなかったのですが、今回新しく知ることができて、興味がわきました。

(谷口ジロー展の入口)

(谷口ジローさんの作品をじっくり鑑賞)

9月からはまた、新しい企画展が始まるそうです。自分の知っているマンガ家さんの展示だけでなく、知らないマンガ家さんを知る機会としても、また見てみたいな、と思いました!

3階には、「マンガの壁」の他に、研究員がいる研究室や、研究支援を行う「研究閲覧室があります。「研究閲覧室」については、あとで詳しく紹介します!

ここまで一般のお客さんが入れる場所をぐるっとまわってきましたが、実は、マンガミュージアムの建物の中には、通常は一般の人は入ることができない閉架図書用の収蔵庫が、地下にあるのです。今回の取材では、ちょっとだけこの収蔵庫の中に入らせてもらいました~!

(収蔵庫内部)

(収蔵庫にはマンガ雑誌もたくさん並ぶ)

この収蔵庫には、約25万点のマンガに関する資料(マンガそのものだけでなく、マンガに関する様々なもの)が保管されていて、中にはかなり古く貴重なものもあり、温度・湿度もしっかり管理してそうです。

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