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STUDY KYOTO MAGAZINE

卒業生座談会:京都での大学留学生活【後編】

卒業生座談会:京都での大学留学生活【後編】

2021年2月2日(火)、Study Kyoto留学生PRチームメンバーの中で、今年度で大学を卒業する4人に集まってもらい、4年間の京都での大学生活を振り返る座談会を開催しました!
今年度大学を卒業するのは、カトリーナさん(同志社大学、アメリカ出身)、鄭さん(同志社大学、中国出身)、温さん(京都芸術大学、中国出身)、王さん(京都芸術大学、中国出身)。大学最終年度で、コロナ禍になるなど、平たんではなかった大学生活。京都に対するそれぞれの思い、これからに向けての抱負など、語っていただきました。

後編では、大学最終年度に経験することになった新型コロナ禍で学んだことや、これからの目標について、思いを語ってもらいました。

大学生活最後の年

Q)最終学年でコロナ禍に見舞われ、今までに経験したことのない大学生活になったかと思います。それぞれ最終学年を振り返ってもらえますか?

カトリーナさん:私は4回生になるまでの3年間をたくさん詰めこんできたので、授業の単位も十分取れていましたし、サークルでも役職を後輩に引き継いで、4回生はいっぱい海外旅行をしようと計画を立てていました。残念ながら、コロナ禍によって実現できませんでしたが…。

旅行ができなくなった分、就職に向けて勉強になりそうな本を読んだりして、卒業後の準備を始めています。大学の授業も、もう卒業のための単位は足りているのですが、興味のある授業をとって知識を深めたりしています。

あと、コロナ禍でアルバイトがいくつかなくなったのですが、この時代だからできた新しいアルバイトも見つかって。人との関わりは、実際に会えるという形では狭くなった分、今までになかったような形で深くなった部分もあったので、色々と気づきがありました。

海外旅行に行けなかったことは、今後一生引きずるぐらい残念ですが、こんな中でもできることはしっかりやったという感じはしています。いつか、今回行けなかった海外旅行には行きたいと思います。

鄭さん:さっきも言いましたが、経済学部では本当に数学の知識が重要で、入学時に数学に弱かった僕は、1回生の時、数学に関する授業の単位を全部落としてしまい、卒業はできますが、ギリギリの単位での卒業になってしまいました。でもコロナのおかげで、春学期は試験が全部レポートの形になり、初めて単位を落とさず取ることができたのはよかったです。(笑)

あと、3年生の秋から就活を始めて、最初は日本での就職を考えていたのですが、コロナの関係で説明会や面接がZoomなどオンラインになったので、実際に中国に行かなくても中国の会社の面接も受けることができるようになりました。その中で、中国と日本の色々な会社を受けて、自分が会社を選ぶこともでき、同時に交通費ものすごく節約できました。それは本当によかったなと思います。

 

Q)皆さん今後の進路がそれぞれ違いますね。まずは大学院進学の王さんと温さんから。大学院進学のための受験準備について教えてください。

王さん:やっぱり情報収集が基本であり、一番重要ですね。まず自分が行きたい大学院の説明会に参加し、最新の情報を集めたり、事前に自分が集めていた情報が正しいか確認したりすることが大切です。後は、その入試の内容をしっかり確認します。例えば、大学院によって試験や提出物の内容が変わるので、自分が行きたい大学院では面接試験があるのか、ポートフォリオ提出や筆記テストなどがあるのか、学校ごとに確認が必要です。

そして計画的に入試の対策を行う。私の場合は芸術大学なので、志望理由書よりポートフォリオの方が重視されます。ということで、もっと作品集をメインに準備する。最後は面接の対策ですね。面接の時、緊張せずに答えられるように練習が必要です。

温さん:王さんのアドバイスに大賛成ですね。あとは、今回のコロナみたいに、何が起こるかわからないので、早めに準備に取りかかることも大切だと思います。

 

Q)卒業後就職されるお二人は、日本ならではの新卒就職活動を経験されたわけですが、いかがでしたか?

鄭さん:外資系や大手企業に就職したい方は、1年以上前から準備を始めた方がいいと思います。そして企業研究とかSPIとか、余裕を持って準備することをお勧めします。情報収集もすごく大事だし、学生の間にできるだけ将来自分がやりたいことを見つけるというのも重要ですね。インターンシップやアルバイトとかを通してでもいいし、自分がやりたいことを先にはっきりさせて、それに向けて研究と勉強を1年半前ぐらいから始めたらいいと思います。

カトリーナさん:アメリカだったら、大学の専攻によって大体就職する業界が決まってくるのですが、日本の新卒の就職活動は、大学で勉強したことが直接につながるわけではないんですよね。私は文系学部だったのですが、特定の業界だけでなく、幅広く色々な業界や日本企業について学べました。結果として日本で就職が決まりましたが、例えば日本で就職せずにアメリカに帰国をしていたとしても、日本での就職活動の経験はすごく勉強になりました。

就職活動の中で、日本とアメリカで大きく違うことがありました。インターンシップ期間の長さについてなのですが、日本のインターンシップはすごく短くて、いくつも経験することができます。私が参加したものは、長くて2週間、短くて半日でした。アメリカだったらもっと期間が長いので、普通1社か2社が限界だと思います。日本では、私の場合は10社以上参加できて、その分色々な企業を見て、選択肢を広げられたことは良かったと思います。

就職活動は、日本人学生でも結構大変ですよね。留学生は就職活動で有利だと考える人もいるようですが、観光業界などは別にして、あまり有利ということはないと感じました。ただ、がんばることは大切ですが、就職活動は期間が長いので、息を抜くときは息を抜くといったように、バランスをとりながら進めることが大切だと思います。

これから目指すもの

Q)この大学生活で得たもの、学んだことなどを生かしながら次のステップに進まれるわけですが、それぞれの抱負を教えてください。

温さん:僕はやっぱり映画を作りたくて。道のりは遠くてまだよく見えないですが、2年以内の目標は長編の映画を作って、映画祭に参加できたらいいなと思っています。

鄭さん:僕は中国で仕事するのですが、会社自体は日本の会社なので、日本での6年間の経験を活かして、より一層中国と日本の架け橋として立派な社会人になっていこうと思っています。

カトリーナさん:大学などでこれまで学んできたことを、社会で活かしたいと思っています。私が会社に入って実現したいのは、背景や育った文化・環境が様々な人たちが共に円滑に働ける、グローバルに輝く職場を作ることです。

王さん:これから大学院で学ぶ知識を活かして、卒業後は日本で就職できるように頑張ります。

留学先は京都以外にもたくさんあるけど、京都を選んでよかったと語ってくれた4人。楽しいことだけでなく、大変なこともたくさんあったと思いますが、その経験が将来きっと活きてくると思います。京都の大学留学生活を通じて得たもの、学んだことを胸に、それぞれ次のステージで頑張ってくださいね!

Study Kyotoは京都で、いつでも皆さんを待っています!

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