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STUDY KYOTO MAGAZINE

「日本のマナー」~カルチャーショック第3弾

名前を赤字で書かない

ベトナムでは、はがきを少し赤く飾り、特別な人や自分の名前を赤色で書いて目立たせることがあります。ですが、人の名前を赤字で書くことは、日本だけでなく、他のアジアの国にとってもあまりよくないことだとされているそうです。ご祝儀袋の手作り体験に参加する機会があり、袋を自分で作るのは面白かったのですが、名前を書こうと思った時に先生に「赤いペンで名前を書かないで」と言われました。日本人は相手のことをいつも尊重しますので、いきなりこのようなことを言われて、ちょっと驚いたのですが、赤字で名前を書くのは縁起が悪いという理由を知ると、注意してくれてありがたいと思いました。

あるドラマで、偶然同じようなシーンが出てきました。昔日本の武士は、誰かに挑戦したいとき、「死ぬまで戦う」という意味を込めて、赤字で手紙を書きました。これだけではなく、人の名前を赤字で書いてはいけない理由は、他にもあります。有名なものを紹介します。

赤い文字で人の名前を書くことは、死人を指す行為ともされています。墓を連想するため縁起が悪く、寿命が縮まり、不運を招きやすい印象がついたようです。

または金運的にも良くなくて、支出が収入より多い「赤字」を連想させるため、赤字で人の名前を書くと、名前を書かれた人の金運が立ち切られ、貧乏になると言われています。

韓国でも中国でも同じ観念があると聞きました。韓国では赤インクが悪霊を払い、死者を守ると信じられているそうですが、生きている人に対して使うと逆の効果をもたらすそうです。中国では、赤字で名前を書くことに対して、完全的に悪いイメージがあり、寿命を短くする行為と信じられています。

最後に

これらは私の日本での経験のほんの一部で、日本にはまだまだ私が知らないことや、母国とは違う文化がたくさんあります。知ることで、実際にその場面に遭遇した時に受けるカルチャーショックを小さくすることもできますので、この記事があなたの助けになることを願っています。日本という国は調べて体験すればするほど魅力をもっと感じるでしょう。あなたがもし日本に興味を持っていて、まだ来たことがないのであれば、ぜひいつかここに来て、実際に体験してみてくださいね!

 

(京都光華女子大学 Nguyen Ha Linh My)

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