Kyoto Styudy

京都留学をご検討中の方 京都に留学中の方

STUDY KYOTO MAGAZINE

日本語能力試験JLPTの勉強法〜留学生の体験談

ステップ2:自分の強みと弱みを知る

勉強する中で、何の部分を特に頑張らないといけないのかを明確するため、自分の強みと弱みを分析することは重要です。以下の表は、一般的な科目に対して、よくある弱みの理由とそれを改善するための方法を紹介しています。

科目 弱みの理由 改善方法 おすすめアプリや教材
文字・語彙・文法などの言語知識 言葉の意味や使い方に慣れていない 問題の復習と繰り返しの練習 辞書:
Imiwa, goo辞書 (上級レベル)
フラッシュカード:
Memrise, Quizlet
読む 日本語の書き言葉や文体に慣れていない 日本語の本や新聞を読むようにする 新聞:
NHK日本経済新聞京都新聞NHK Web Easy (初級レベル)
電子本アプリ:
Kindle、Apple Booksなど
聞く 自然な会話のスピードや話し言葉に慣れていない 日本語の映画やドラマなどを見る
ニュースや音楽を聞く
日本語字幕を読む
YouTubeのニュースチャネル
ANNnewsCH, FNNプライムオンライン
YouTuber:
HikakinTV, はじめしゃちょー
ポッドキャスト:
NHK ニュース

ステップ3:計画を立て実行する

勉強する本人とその人の目指すレベルによって、必要な学習時間は異なってきます。私の経験をお話しすると、N3のための勉強に6ヶ月間、N2も同じ時間がかかりました。勉強の方法については、「新しい学習教材での勉強」と「復習や実践練習」の大きく2段階に分けました。参考に、私が実際に行った勉強を下記にご紹介します。人それぞれの弱み・強みに合わせて学習戦略を立てる必要がありますので、自分の目標とクリアしないといけない課題に合わせて、スケジュールを調整してみてくださいね。

 

◎新しい学習教材の勉強(3ヶ月間〜4ヶ月間)

最初のフェーズは3ヶ月間か4ヶ月間を目安とします。文字・語彙・文法などの言語知識を身につけるのには、結構時間がかかります。スムーズに進めるため、最初の頃に学習習慣をつけるように頑張りましょう。私の場合は、毎日最低限30分は勉強することから始めて、勉強を習慣化していきました。自分にとって無理のない設定でスタートし、着実にそれを続けていくことによって、自分の向上が徐々に感じられると思います。

下記はオススメのテキストです。これらのテキストはそれぞれ文法・語彙・読解などのターゲットによって1冊ずつ分けられていて、それぞれに復習問題もついています。セットとして使用すれば、すべてを勉強することができます。下記の3つはJLPTのテスト対策テキストとしてよく知られているものですので、学校の図書館で借りることができたり、または中古のものを買うこともできると思います。私が主に使ったのは、「耳から覚える」や「新完全マスター」です。

・耳から覚える 日本語能力試験

・新完全マスター

・日本語能力試験 徹底トレーニング

 

◎復習や実践練習(2ヶ月間)

本番の試験に慣れるために、復習や実践練習は不可欠です。試験の2ヶ月前頃から、時間のプレッシャーなど、メンタルトレーニングも重要になってきます。模擬試験は3〜4時間かかりますので、十分な時間を確保して、実践練習をしてください。語彙などは全部覚えられるわけではありません。身につけようと思ってすぐに身につくものではありません。勉強効果を出すには、繰り返し過去問題を練習して、分からない部分を一つ一つ理解していくことが何より重要なのです。

模擬試験問題集はたくさんあります。「JLPT N(レベル)+問題集」(例えば「JLPT N2 問題集」)というキーワードを入力し、サーチエンジンで検索すれば、たくさん見つけることができますよ。試験問題はJLPTの公式サイトにも紹介されています。下記のリンクを、確認してくださいね。

日本語能力試験公式問題集

https://www.jlpt.jp/samples/sampleindex.html

JLPT受験生へのメッセージ

昔から、「健全な身体に健全な精神が宿る」と言います。テストに向けて、バランスいい食生活や健康に気をつけておきましょう。あなたはJLPTをいつ受験する予定ですか?あなたの将来の目標につながるいい結果になるように、応援しています。この記事が、JLPT受験生の皆さんの役に立ったらうれしいです。みんな、ベストを尽くせ!

 

(文:同志社大学 ゴ フオン アイン)

よく読まれている記事Popular Articles

Categoryカテゴリ

Popular Articles よく読まれている記事

Category記事のカテゴリ