Kyoto Styudy

STUDY KYOTO MAGAZINE

さぁ、本当の「京都」を探検しよう!-フリーペーパーEnjoy Kyoto-

ただの観光地、ではなく・・・

Q: Enjoy Kyotoのポリシーは何でしょうか?

リッチモンドさん

「Enjoy Kyotoができたときのコンセプトとしては「住みたくなる京都」、「京都を第二の故郷にする」というのがありましたね。ガイドブックに載っていない情報を重視していました。
だからこそ、うちは観光というコンテンツは特にない。

まず人と出会って、例えば、キーパーソンに会って、話し合って、その人がやってることを奥深くまで知る。そして、その人に関係のあるモノ、場所などを紹介することにこだわっています。

京都は本当に僕にとって第二の故郷だし、住んでるみんなにとっては特別な思いがある。それを伝えればいいと思っています。もちろん観光する人のためのものなんだけど、観光して、その後住みたくなる、そんな、京都への想いが深くなるようなコンテンツになってると思う。」

武井さん

「情報の羅列じゃなくて、そこに生きている人の「ひととなり」を入れたいというのがあります。記事の本筋には絶対要らないと思っても、その人の人生を入れ込むんですよ。削られちゃったりもするんですけど(笑)

例えば、「同じ釜の飯を食べる」って言い方が日本にはあるじゃないですか?木版画の竹笹堂さんを取材させていただいたときに、そこでは弟子も家族も一緒に夏はそうめんを食べるっていう習慣がありました。それは全然本編と関係ないけど、紙面に入れたんですよね。

京都を好きになってもらうってことは、人を好きになってもらうっていうこと。

これが竹笹堂さんの写真なんですが、真ん中の方が5代目で、右の方がお父さんで、4代目。そして左の女性は初めて家族からではなく、6代目摺師となった原田裕子さんです。こうやって並んでいると家族みたいですけどね」

Q: 記事を作り上げていく上で難しい部分、逆に面白い部分はどこでしょうか?
リッチモンドさん

「僕はメディアの仕事はEnjoy Kyotoが初めて。だから、今までやっていたホームページや論文の翻訳とは全く違うと感じましたね。最初は難しかったです。

京都や日本文化についての知識ゼロの人に向けて書くんだけど、あまりにも簡単すぎるのはダメで(笑)

日本の文章は先生が生徒に教えるようなスタンスが多い、でも西洋の人ってそういうのはダメで、上からじゃなくて、友達として接してほしい。「京都を一緒に楽しみましょう!」って感じで。だから、フレンドリーで対等な感じで書いています。最初は難しかったけど、今は一緒に手を繋いで京都を探検するっていうニュアンスを出せて来たかなと思います。

そんなスタンスでやっていますね。

もう少し文章の運び方で言うと、例えば、バスを待ってる間に読んでたら続きが読みたくなるような、ストーリー性も大事にしています。」

武井さん

「工芸や芸術に関わる人の中でもいろんな方がいて、例えばベテランの方だと、もう自分の中で言葉ができあがっている場合も多いんです。記者の質問に対する答えがあるんですね。でも、まだ駆け出しの方だったりすると、私たちが聞いていく中でだんだん自分の答えが出来上がってきてるんじゃないかなと思うときがあります。そんなときは、「引き出せた!」という感じで面白いですね。」

現場にいる方ならではのリアルな体験ですね。
続いては、周囲からの反応についてお聞きしていきたいと思います。

Q: Enjoy Kyotoの事業が周りに注目されてきたな、と感じたときのお話を教えてください。
どういった反応があったのでしょうか。
徳毛さん

「実は今号から、問い合わせがあって、京都市内の高校、日吉ヶ丘高校に持って行きました。日吉ヶ丘高校は英語にすごく力を入れているらしくて、授業で使ってくれるそうです。地方では熊本県に送らせてもらいましたね。修学旅行で京都に来る前に授業で勉強するために使ってくれてるみたいで。
後、清水の焼き物屋さんでは余ったEnjoy Kyotoを包み紙として陶器の海外発送に使ってくれてます。写真がきれいということで、それに英語だし。ちょっと複雑ですけどね、使い道としては(笑)でも、昔の浮世絵もそうやって海外に出ていったんで、ありがたいなと。」

リッチモンドさん

「後、壁紙にしたりね(笑)」

観光の方はもちろん、新たな層にも広がっているのですね!

今後も多くの人に広がっていきそうなEnjoy Kyotoですが、今後の目標や新たな事業への計画もあるのでしょうか?

これからのEnjoy Kyoto

Q: 今後はどのように展開していかれるのでしょうか?

徳毛さん

「以前から日本語で読みたいという意見はよく聞きます、日本人も知らない情報が載っているので。特に旅館さんから聞きますね。

なので、日本語版をはじめたいという計画は漠然とはあります。

後はやはりWebですね。もっとタイムリーに伝えていきたいという思いがあります。

Webの中に日本語バージョンがあってもいいかなと思いますし。

スペースの都合上、紙面では出せないけど、出したい、という情報もあります。取材過程で出会った人などを出していけばさらに幅が広い情報になるのかなと思っています。

Web上ではツアーの紹介などもしていきたいと考えています。体験やツアー、工芸品についても、裏にあるストーリーを見せながら紹介したいと思います。そうすることで、本当の価値が伝わると思うんです。」

Enjoy Kyotoの深い取材が新たな事業にも広がっていく未来が本当に楽しみです!

さて、豊富な観光資源がある京都には、観光に関わる分野で面白い仕事や留学生を必要としている仕事がたくさんあります。長年、インバウンドの分野で働いてこられた徳毛さんより、メッセージをいただきました。

徳毛さん

「京都は正直、観光の仕事の受け皿は本当に多いと思います。だから、臆せずいいろんな観光業界の会社やホテル、旅館などに挑戦してほしいと思いますね。インターンシップなどで行ってみて、自分に合うところに就職 するのもいいと思います。
今、求められていると感じます。」

力強いお言葉、ありがとうございます!
日本の観光をリードする京都にはたくさんのチャンスがありそうです。

日本の伝統を守る街でありながら、世界中から人が集まる街、京都。

この街で過ごす学生生活はきっと特別なものになります。

みなさんもぜひ、京都をenjoyしてください!

Enjoy Kyoto ウェブサイト
http://enjoy-kyoto.net/

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