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STUDY KYOTO MAGAZINE

日本語の勉強法1 前編

新しい言語を学ぶって難しい!

Q.日本語を勉強するうえで難しかったことは?

A. 自動詞と他動詞がいまだに混乱します。

閉める/閉まる、壊した/壊れたなど、意味が変わってしまうので、難しいですね。
後、日本語の発音がよくなると、英語の発音が悪くなるようです(笑)
また、敬語を自由に使うことも難しいと思います。

Q. 逆に、簡単だと感じることはありましたか?

A. 台湾人は唐の時代から伝わってきた漢字を使っているので、日本の漢字の意味が何となく予測でき、理解しやすいです。
ただ漢字については、入門時はよいのですが、知っている部分があるゆえに意味を勘違いすることもあります。同じ漢字が台湾では違う意味で使われていることもあるので。

Q. 日本語能力試験などの試験を受けられたことはありますか?

A. あります。まず、留学に来る前に旧日本語能力試験の3級が必要でした。そのときは本を丸覚えして挑みました。だから試験には受かったのですが、実際に日本語を使うとなると、わからないことだらけでした。龍大の別科で1年間2級の準備をして、合格しました。そこから2年間勉強して、1級に合格しました。やはり目標がある方が勉強しやすいと思います。

Q. 試験勉強のスケジュールを教えてください。

A. 午前中、日本語別科で「みんなの日本語」の講座を受講し、午後試験対策講座に参加したり、先ほどの本を使って自習したりしました。

もう一度、海外へ・・・京都に来たばかりのころ

Q. 日本に来た時の日本語のレベルは?

A.  日本に来たときは、試験には受かったのですが、実際には50音だけ覚えたレベルでした。台湾の大学で、日本語の授業を取っていましたが、週に1回の授業で、専攻でも副専攻でもなかったので、専門的ではなかったです。

最初は別科の中でも一番簡単なレベル2から始めました。周りも初心者で、欧米人の学生が多く、わからないことがあると英語で話してしまうこともありました。先生が「英語禁止!」と言うことも多かったですね(笑)

Q.  日本語が大きく上達したきっかけはありましたか?

A.  夏休みに学校近くの喫茶店でアルバイトをしました。そのとき急速に上達しました。
いつも10人くらいのお客さんがいるお店で、コーヒーを出したりしていました。お客さんとお店の人の立ち話を聞くのもよかったですし、何と言ってもアルバイトでは指示をされるとすぐに反応しないといけないので、あっという間に言葉を覚えました。

このとき、ずいぶん日本語に慣れて、クラス2からクラス4に飛び級することができました。
言葉は、やはり、実際に使ってみることが大切ですね。

後編ではデンマーク留学のお話や、修士課程のお話を語っていただきました。留学生へのアドバイスも!

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