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日本の面接ってどんな感じ?京都で就活した留学生に聞いてみました

日本の面接ってどんな感じ?京都で就活した留学生に聞いてみました

「日本で働きたい!」、そう考える留学生にとって、「面接」は避けて通れない大きなステップです。でも、日本の面接文化には独特のマナーや雰囲気があり、初めて受けると戸惑うことも多いはず。
そこで今回は、京都で実際に就活を経験した留学生に、初めて面接を受けた時の印象や、日本と母国の違い、面接で驚いたことなどを聞いてみました。
これから面接を受ける方に役立つ対策ポイントや心構えも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

これから就活を始めるみなさんにとって、きっとヒントになるはずです。

初めての日本での面接。彼らが感じた“空気”とは?


アンケート回答でまず目立ったのが、「緊張した」という声。
しかしその理由は、日本の面接が“厳しかった”というより、独特の丁寧さと真面目さに圧倒されたという声が多く聞かれました。

「一つの間違いで落ちそうなほど真面目な雰囲気。プレッシャーを感じた」(台湾)
「すごく緊張していたけれど、面接官は想像以上に優しくて、アートの話で盛り上がった」(フランス)
「とにかく緊張…!という印象でした」(台湾)

独特な緊張感を感じる人が多い一方で、
「思っていたよりフレンドリーだった」「親切に話を聞いてくれた」
という声も多く、日本の面接には“丁寧さ”と“柔らかさ”が同居していることが分かります。

ここがポイント!

●日本の面接の「緊張感」と上手につき合う

真面目で丁寧な雰囲気に緊張してしまう方も多いかもしれません。しかしそれは、応募者一人ひとりにきちんと向き合おうとする面接官の姿勢の表れでもあります。必要以上に構えすぎず、落ち着いて自分の考えを伝えることを意識しましょう。

母国とどう違う? 面接スタイルを比較してみる


留学生たちは、日本の面接と母国の面接にどんな違いを感じたのでしょうか。

応募者への丁寧な連絡

「結果に関係なく必ず連絡をくれる。応募者を大切にしていると感じた」(台湾)
…これは日本企業の特徴としてポジティブに評価されていました。

書類へのこだわり

「職務経歴書が必要なことが多い」(台湾)
「紙の書類がまだ使われていることに驚いた」(台湾)
…デジタル化が進む国に比べ、日本の“紙文化”は印象的だったようです。

ここがポイント!

●書類準備ではここを意識しよう

① 応募書類は「紙での提出」を想定して準備する
面接当日は、念のため応募書類のコピーを用意し、折らずにクリアファイルに入れて持参しておくと安心です。

② 「履歴書」と「職務経歴書」の違いを理解する
日本の就職活動では、「履歴書」と「職務経歴書」の2種類の書類提出が求められることがあります。
・履歴書:住所や学歴など、基本的なプロフィールを確認するための書類
・職務経歴書:これまでの仕事内容や、身につけたスキルや強みを伝える書類

役割が異なるため、同じ内容をただ繰り返すのではなく、それぞれの目的に合わせてしっかりと書き分けることが重要です。

敬語・話し方

「母国語には敬語がないので、日本語での敬語表現が難しかった」(台湾)
「面接の途中で、自分がちゃんと敬語が使えているのか心配になった」(ベトナム)
「母国語でもカジュアル、丁寧の使い分けはあるが、日本のように文法や単語は変わらない」(アメリカ)
…言語の壁はもちろん、敬語はやはりどの国の留学生にとっても難しいようです。

ここがポイント!

●敬語・話し方ではここを意識しよう]

① 完璧な敬語を目指す必要はない
大切なのは、相手に対して丁寧に伝えようとする姿勢です。「です・ます」を意識し、落ち着いて、はっきりと話すことを意識しましょう。

② よく使う表現は、あらかじめ準備しておく
すべての敬語を覚える必要はありません。自己紹介や志望動機などでよく使うフレーズを中心に覚えておきましょう。

スーツ文化

「日本ではスーツが必要。台湾ではそこまで厳しくない」(台湾)
「みんな黒いスーツを着ている」(台湾)
「必ずスーツを着る、就職カバンも必要」(中国)
…外見の“きちんと感”が重視されるのも、日本の面接ならでは。

ここがポイント!

●服装・身だしなみではここを意識しよう

① スーツは「黒または紺」を基本に考える
男女ともに黒や紺のスーツが一般的です。また、A4サイズの書類が入る就活用バッグを用意しておくと、応募書類を折らずに持ち運ぶことができ、安心です。

② スーツ以上に見られているのは「清潔感」
色やデザイン以上に、面接官がよく見ているのが清潔感です。スーツやシャツにシワがないか、髪型は整っているかなど、面接の前に確認しておきましょう。

面接中に聞かれた“印象的な質問”あれこれ


面接では「母国では聞かれないタイプの質問」もあったようです。ここでは、実際に挙がった質問とともに、企業がその質問を通して何を見ているのか、そして回答のヒントを紹介します。

「もし会社でAIを使ったらどう思いますか?」(フランス)

企業はここを見ている!

企業はこの質問を通して、AI・DXといった新しい技術に対する考え方や、変化にどう向き合うかを知ろうとしています。必ずしも一つの正解があるわけではなく、自分なりの視点を示すことが評価につながるケースも多いようです。
たとえば「便利だと思います」だけで簡潔に終わらせず、「もし自分なら、こう活用して業務を効率化したい」といった具体的なイメージを持って伝えられると、より良い印象を与えられるでしょう。

「どうして中国や台湾の会社ではなく、日本の会社に入りたいと思ったのですか?」(台湾)

企業はここを見ている!

“日本を選んだ理由”を丁寧に理解しようとしています。日本が好きという気持ちに加えて、自分の専門分野や将来のキャリアプランを結びつけて話すと、相手にイメージが伝わりやすくなるでしょう。

「もしうちに入ったら、どんな仕事をしたいですか?」(台湾)

企業はここを見ている!

“会社に入ったあと、どんな役割を果たしたいか”を問うことで、ミスマッチを防ぐ狙いがあります。こんな時は企業の業務やサービスに関係のある具体例を挙げてみましょう。
「まずは○○の業務に取り組み、将来的には△△にも挑戦したい」といったような成長の流れが分かる答え方がおすすめです。

「10年後の自分について話してください」(アメリカ)

企業はここを見ている!

将来の姿を具体的に描けるかどうかを重視する企業が多い傾向にあります。
明確な将来像を答えられるのが理想ですが、答えが浮かばない時は、どんな分野に興味があり、どんな役割を目指したいのか、企業の特徴を踏まえながら伝えることを意識しましょう。

経験者が語る「面接準備で役に立ったこと」


面接は当日の受け答えだけでなく、準備の質によって手応えが大きく変わるものです。
京都で就活を経験した留学生たちは、どのように面接に備え、何が役立ったと感じたのでしょうか。

1. 興味のある職種を早めに決め、関連分野の活動に参加する

「応募したい職種を早めに決めて、学生のうちからその分野に関係する活動に積極的に参加することが大切だと思います。そうすることで、面接で意欲を具体的に伝え、企業に良い印象を与えられました。」(ベトナム)

…具体的なエピソードや実践したことを語れると、面接官に “やりたいことが明確な人” として伝わります。

2. スピーチのコツを学べるセミナーの活用が大きな助けに

「スピーチ対策として事前にセミナーに参加しました。日本人の転職活動者のスピーチを実際に聞けたことは、留学生の私にとってとても良い経験でした。」(台湾)

…“日本の面接でどんなふうに話せばいいのか” を耳で理解できる貴重な機会になったようです。

これから面接を受ける留学生へ、経験者からのアドバイス


最後に、アンケート回答者からのリアルなアドバイスをご紹介します。

  • とにかく早めに準備をしたほうがいい
  • 就活イベントに参加するのがおすすめ!
  • 在留資格の期限に注意。半年前には面接を受けておくと安心
  • 模擬面接はやっておくべき
  • 面接中にメモを取るときはスマホよりも紙の方が好印象
  • とにかく練習あるのみ!

特に多かったアドバイスは、「早めの準備」「就職イベントへの参加」でした。

ここがポイント!

①「早めの準備」とは、何をすればいい?

  • 自己分析や業界研究を始めてみる
  • 学部3回生(修士1年)の夏には、インターンシップ情報をチェック
  • 大学のキャリアセンターに一度行ってみる

「まだ早いかも」と感じる段階でも、まずは情報収集から始めておくことが大切です。

② 就職イベントは「情報収集の場」として活用する
就活は情報戦でもあるため、企業と直接話せるイベントは有益です。質問が上手くできなくても、WEBだけでは感じられない会社のリアルな雰囲気がわかったり、自分の知らなかった企業を知ることができたりと、メリットは多いので、気軽に参加してみましょう。

③「模擬面接」は特別な準備がなくても始められます

  • 大学のキャリアセンターで予約する
  • 友人と面接役を交代しながら練習する

実際に声に出して話すことで、自分が思っている印象と、相手に伝わる印象の違いに気づきやすくなります。

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